「CDはオワコン」て言われてるけどレーベル作ってリリースまでしてどれだけCDが売れたか数えてみるよ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 39
スポンサーリンク

影山(@heartleafkk)です。

先日こんなのを目にしまして、、、。

いまさら説明不要なところですけど、「CDがオワコン(CDは終わったコンテンツっていうような意味だったよね確か)」なんて言われて幾年月、、、。

音楽家もCDショップも軒並み売上を下げ、時代の流れに飲み込まれるように淘汰される日々が続いております。

握手券つけたりDVDをつけたりと、いろんな特典を用意して客単価を上げながら販売が続いてるわけですが、それらがどういう結果を生んでるかっていう話はとりあえず置いといて、そんな時代に逆行するように我が音楽活動heartleafも2013年にレーベル化して音源をリリースし続けております。

去年夏にリリースした[summaition]というフルアルバムは配信等にも着手してますが、暫く続く音源はCDのリリースも控えています。

この時代にリスキーなことなのかもしれないですが、実際僕が今まで自分のレーベルでリリースした音源がどれだけ売れたのか数えてみました。

これからもCDというパッケージを考えてるミニマムな活動をお考えの皆様のご参考になればいいかな、と。

はじめに

今までheartleafがどういう感じでやって来たのか、またリリースはどのくらいなのかをざっと説明。

2012年、KENJI KAGEYAMAが長年のバンド活動ののち、ソロプロジェクトとしてheartleafの活動を開始。

2013年、セルフマネージメントのインディペンデントレーベル[heartleaf music activity]を立ち上げ、同レーベルより初音源[mimulus E.P.]をリリース。

2014年、カセットテープでの新譜リリース。同年、新メンバーとしてMADOKA KAGEYAMAが加入。夫婦での活動となる。

2015年、自身初となるフルアルバム[summation]を全国リリース。リリースに伴い、リリースツアー「new dawn tour」を敢行。
第一子出産のため、活動休止。

2016年、3季連続リリースを発表。11月6日より2nd E.P.[magnolia E.P.]をリリース。
リリースツアー「after dawn tour」を敢行予定。

音源は今までにミニアルバム1枚、フルアルバム1枚、カセットテープ1本ですね。

ライブやツアーは今まで大小合わせてトータル40本位です、少ないね。

数えてみます

じゃあ在庫を数えてみます。

20161103_195551.jpg

CDは両方とも最初のロットは500枚で制作しました。

カセットテープは100です。

流通は全部自分自身でやっておりますので、店置きなどを含めないものは全部手元にあります。

ディストロや小売店舗で在庫が無くなったら追加発注がくる感じです。

大体どの販売店も7掛けくらいで卸しております。

数えた結果、手元にある在庫は、

【mimlus E.P.】 ・・・・・222枚

【summaition】 ・・・・・327枚

です。

カセットテープは在庫が嫁の実家に放置されていて在庫が確認できませんが、帳簿で売れた本数を見ると19本が世に羽ばたいて行っております。

計算した

20161103_195601.jpg

大事な売値ですが、

【mimlus E.P.】 ・・・・1000円(税込)

【summaition】 ・・・・2200円(税別)

カセットテープ  ・・・・400円(税込)

となっております。

委託販売の店置き在庫は売れていないものと仮定して、実売数を算出。

【mimlus E.P.】 ・・・・268枚

【summaition】 ・・・・148枚

カセットテープ  ・・・・19本

当初のロットから実売の枚数を引いて、それぞれ計算してみました。めんどくさいので消費税は割愛。というか店舗で買うと税かかるけど、ぶっちゃけ実際ライブとか手渡しする販売のときは消費税取ってないので。

【mimlus E.P.】 

1000円×268枚=268,000円

【summaition】 

2200円×148枚=325,600円

【カセットテープ】 

400円×19本=7,600円

ライブハウスに送るサンプルとか対バンに配ったりってこともあるはあるんだけど、発注の時に何枚かサンプルも来るしそんなに枚数出してはないので、ほぼこの数値だと思います。

こうやって見ると意外と動いてるんですね、ははは。

経費関係

僕がいつも使っている音盤の制作会社はこちらの会社様です。選んだ理由はもう忘れたけど、比較的安めな価格設定と入稿関係が楽なとこだと思います。

一回頼むとノウハウが分かってるから二回目もリピートっだったんだけど。

【mimlus E.P.】 ・・・・500枚発注、72,800円(手数料含)

【summaition】 ・・・・500枚発注、102,800円(手数料含)

カセットテープは白ロム的なテープをまとめて100本買って、一つ一つ手作業で制作しました。

原価は100本で13,000円位だったかな、曖昧。

なのでカセットテープは赤字ですねw

デザイン、ミックス~マスタリング、各プロモーションで全部で50,000円くらいかかってるかな、ざっとだけど。

最近はミックスまで自分でやってマスタリングとDDPのエンコードだけを知り合いのエンジニアにお願いしています。

売り上げ発表

というわけで、これまでのCDとカセットテープの総収益の合計は、、、

¥370,200円也。

一般の人だとあんまり知らないところだとは思いますが、CDそのものの原価ってかなり安いんですよ。

summaitionで見れば、一枚あたりの原価はせいぜい200円位です。

僕は個人でレーベルを運営しているので、大手レコード会社のように大きな経費などはかけていません、ていうかかけられませんw

それらを加味しても一枚250円も行ってないです、正直なところ。

メジャーのアーティストの印税は2~3パーセントと言われていますので、仮に2200円のアルバムが一枚買われたら約60円がペイされることになります。

僕の場合は2000円くらいがそのまま収益になります、半端ない。

DTMやる人なら僕みたいに制作の費用はミニマムにできるかなあと思います。マスタリングまで問題なく出来る人ならそのままエンジニアとか介さずに作れますね。

そこら辺は強みだと思うし、なんしろ仲介媒体が少なければ少ないほどマージンは得られるわけです。

個人レベルで販売すれば、原価率だけでいえば確かに強みはありますね。

でも、自分でレコーディングしたりプロモーションしたりJANコード取って流通かけたり、とにかくやらないといけないことが山ほどあったし、機材や制作時間などの事も考えると、まあこのくらい残るようにやんないとダメかなって感じはあります。

CDは売れるのか?

僕の場合はツアーやライブでアプローチ出来るんですが、それなりにいいライブができていれば音源は動きます。

勿論同じ場所でばかりライブしてれば動かないと思いますが、正直、heartleafはツアー先で音源が売れなかった場所は無かったし、マーケットを広く持てば制作費位はペイできるんじゃないかな。戦略も大事でしょうけど。

ダウンロードやストリーミングが強い時代だし、アナログコンテンツはやっぱりリスキーなことは確かかもしれないけど、アナログ媒体を愛するリスナーは確実にいるし、一つの【グッズ】としての価値も必ず存在していると思う。

実際、カセットテープを購入してくれた人は多分本当にheartleafを好きでいてくれて、買った人の中にはわざわざカセットテープのデッキを中古屋さんで買って聴いてくれた人もいました。マジで泣ける。

実際問題、好きなアーティストのグッズはファンならば実物が欲しいと思うんですよ、大概の人なら。

そういう価値も、CDみたいなパッケージには内包されていることを無視できないです。

僕個人としては、マーケタイズも勿論大事なんだけど、そうやって自分たちを愛してくれる人をどうやって楽しませてあげようか?みたいな、そういう事も考えてリリースを続けたいと思っています。

待っててくれるがいるところにはツアーで回って直接音源手渡したいって思いもあるし。

そうなってくると金だけじゃないですね、愛です。

まあ僕はもともとアナログなことが好きな人間だし、時代に逆行していたいパンク精神的なところもあるのでね、少しくらい自分が痛い目を見てもいいんですよ正直なところ。はっはっは。

インディペンデントでやるの、結構楽しいですよ。

それでは(´・ω・`)

HPから購入いただけますと泣いて喜びます。

こちらから

配信もやってます

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

夫婦で音楽やっております。