先月からheartleafの新譜の制作が本格化してきました。
で、RMEのインターフェース新調したんだけど、やっぱりボーカルや楽器にちゃんとマイクプリかまして録りたいなと思い、今回のレコーディングにはいくつかマイクプリを導入しての制作になってます。
とはいえどもそんなに導入するお金も無いので、試したいのはいつもお世話になってるエンジニアさんに借りてみました。
これ知り合いのエンジニアに借りたんだけど割と使いやすくて良さげでした。
focusriteのISAより好きかも。 pic.twitter.com/6RZhjeU74e— 影山全回転 (@heartleafkk) March 27, 2017
今回はこちらです。
Golden Age PRE-73 Mk2
現行はDLXになってるのかな、借りるまでその存在しか知らなかったんだけど、マイクプリで有名なNEVE1073のヘッドアンプを復刻しているような立ち位置なんですね。
http://umbrella-company.jp/goldenageproject_pre-73dlx.html
使ってみた印象
一番初めに感じたことはとにかく使いやすいことです。
もう使う前からの話なんですけどね、つまみもボタンも必要最低限なのでとにかく分かりやすい。説明書とか借りなかったんだけど、中級者くらいの知識があれば多分説明書なくても全然使えます。
音は非常にもっちりとしていて温かいです。
なんというのだろう、粘度が高いというか、非常に色気のある音です。
NEVEのマイクプリ、実は一度も自分で所有して使ったことないんですけど全部こんな感じなんですか、結構衝撃的。
安価なマイクプリにあるような一種の癖や物足りなさもありません、とてもブリっとしてて音圧感のある音です。不自然な変音とかも全然無いですね。
エントリークラスのプリアンプで物足りなさを感じてる人には特にオススメなんじゃないかな。
この価格帯くらいのプリアンプだとFOCUSRITEのISA One Analogueとかが割と有名ですが、両方を使ってみた結果個人的にはMK2のが好きでした。
音もさる事ながら、使いやすさ的に軍配。
見た目はISAのが好きなんですけどね、MK2はちょっと寂しい感じするし、、、。
おすすめの理由を挙げるとすると、
- めっちゃ使いやすい
- お手頃価格でNEVEの音を体感可能
- コスパ高い
この三点だけでも全然価値ある。
宅録ならこれで十分なんじゃないかとさえ思う。
というわけで、録り音を載っけようかと思いましたが、新譜に収録するテイクしか録っていないまま返却することになってしまったため断念。
なので新譜買ってください、ベースとボーカルで使っていますのでそれで確認いただけます。
同価格帯でのプリアンプ導入を考えていれば是非。
MK2はどうやら今現在並行輸入品しかないみたいでamazonでも高いですね、同タイプのアップグレードのDLXがベターかもしれません。それかMK3。