音楽とITでのんびり生きる田舎のおじさんのブログ

世界の影山になりたい ~影山オピニオン~

 

世界の影山になりたい。

 

最近強くそう思うようになった。

「目立ちたい」とか「楽したい」とか、そういう短絡的な理由じゃなくて、音楽を始めとする自分起点の発信を続けていくことを考えると、最終的に辿り着くのは「世界を相手にアプローチすること」なのである。

 

 

世界で一位になる

 

好きなアーティストの一人に今沢カゲロウというベーシストがいる。

 

 

活動の幅はやはり世界規模で、世界各国で「ベースニンジャ」とも評価され続ける彼が、以前インタビューか何かでこんなことを言っていた。

 

「僕のような特殊な音楽を日本で売り続けるのは難しい。ただ、世界中の人達に届ければやっていける。日本で100人しかファンが居なくても、世界を相手にすればその何百倍もファンになってくれる人がいるかもしれないから」

 

たしかそんなような内容だった。

確かそのセンテンスに出会ったときは、彼は年間150本くらいのライブをしていて、世界各国を飛び回っていた。

 

音楽に限らず、いろんな面で同じことが言えると思う。

限られた地域だけにアプローチするんじゃなくて、マーケットを世界に拡げる。

結果、自然と分母が増えて、認知度が加速度的に上がる。

どんなに特殊な指向性の表現やコンテンツでも、世界中の70億の人間に知ってもらえさえすれば、きっとファンが付く。

 

むしろ、世界的に見ても敵が少ないマーケットで戦った方が世界トップを狙いやすいだろうし、世界で一位になれば、おそらくお金のことだって心配しなくてよくなるはず。

 

「そんなに甘くはない」

そういうセリフはいい加減聞き飽きた。

 

今は世界を相手にチャレンジできるサービスやプラットフォームはたくさんあるので、正直使わない手はない。

 

やるべきことややった方がいい事なんて、きっと誰しも分かってるだろう。

 

そうなると、要は「やるか、やらないか」。

それだけである。

 

 

自分のためだけじゃない

 

 

地域を盛り上げたい、そういうテーゼを掲げて頑張っている人たちが世界には沢山いる。

 

正直僕は、そういう事を考えて今まで生きてきたことはないし、むしろそういうスクラムを見て疎ましささえ覚えていた寂しい人間だ。

「結局井の中の蛙の自己満じゃん」

そんなことを考えて、横目で嘲笑していたくらいだ。

 

ここ数年は、そういう人達や考えを笑うことは無くなった。

それぞれ、規模や単位はちがうものの、それなりの愛や情熱を持って取り組む人達がいることを知ったから。

 

だが、現状僕はやっぱりそういう活動の矢面に立つことはない。

おそらく、そういう排他的な雰囲気が僕から滲みだしているのだろうとも思う。

 

いや、きっと基本的な理念は変わっていない。

生きる環境や思想、仕事も性格もみんな違う。

僕は僕、あんたたちはあんたたち、そんな感じでそれぞれのグラウンドで頑張ればいいと思っている。

 

それでも、長年離れていた地元に戻って音楽を続ける中で、せっかく地元にいるんだし、自分がいることで地域やこれからの子供たちに、何か良いフィードバックができないか?ということを考えるようになった。

 

そこで、僕らしいやり方を立ち止まって考えた。

 

例えば前項の続きで、世界の影山に(仮に!!)なったとしたら、地域や子供たちにはどういう影響が出るだろう?

 

きっと、世界的な音楽家である影山のミュージアムみたいなものができて、もとい、そういうものができなかったとしてもだ、出生地や町ぐるみで僕のことを町おこしのマテリアルとして売り出すだろう。

近隣の小売店や商業施設、宿泊施設や飲食店にも、世界中からお客さんが来て、上伊那地区は移住者も増えるかもしれない。ただでさえ景観や住み心地は最高なのだから。

子供たちに音楽の楽しさを伝えるような音楽館を作るのもいい。早くから楽器に触れさせたら、将来稀代の音楽家がどんどん生まれるかもしれない。

地域のバンドマン人口も増え、ライブハウスには影山に憧れたバンドが沢山生まれるだろう。県外からも、長野のバンドシーンは熱い!と、ツアーバンドが続々と詰めかける可能性だってある。

僕の考えや生き方を模倣する人も沢山集まってくるかもしれない。

そうしたら、上伊那地区にとどまらず、世界中どこにいても仕事ができるようなクリエイターが増え、世界中の田舎の地方創生に貢献できるかもしれない。

ヤンキーを扱うよりも面倒だったかもしれない僕の学生時代の恩師も、生徒たちの前できっと声高らかに朝礼で僕の話をするだろう。

子供たちに夢を追うことを教え、この地域の芸術教育には一段と力が入るかもしれない。

 

 

考えだしたらきりがない。

ただ、僕が直接何かを与えようとしなくても、僕の軌跡を辿って色んなフィールドに良い影響が出ることは明白である。

 

 

 

お金のことだけでもない

 

僕はもともとお金に執着なんて殆どない。

そりゃ、家族が苦労しない程度には稼ぐのだが、別にそれ以上お金持ちになろうだなんて思っていないし、それよりも大事なものももっとたくさんある。

お金を稼ぐことが卑しいとも思わないのだが、幸せの対価は全てお金とイコールだとは思っていない。

 

さっきも言ったが、きっと世界で一位のコンテンツを持てれば、きっとお金は後からついてくる。

お金のことを考えなくても、心配や不安は無くなるだろう。

別に楽して暮らしたいわけでもない。僕はむしろ働くことが好きな性分なので、仮にお金があったとしても、きっと仕事は続ける。

 

僕は好きなことをして食っていければいい。

本当にそれだけ。

 

お金は大事だと思うけど、そのために有名になりたいわけじゃない。

先のことはわからないけど、今は純粋にそう考えてる。

 

 

世界の影山になりたい

 

今まで生きてきて、世界にチャレンジしていくような人間に触れあったことは恐らくほぼ無かったと思う。

正直、僕も今まで考えたことなどなかった。

 

たまに嫁に「世界で勝つためにはさ、、、」みたいな話をしてきたが、今まで関わってきた人間で世界に飛び立とうだなんて考えてた人なんて居なかったと言われた。

そりゃそうだ、僕自身そんなの夢物語だと思ってるもの。

 

でも、目指して動かないと絶対に夢のままだと思うし、一度きりの人生なんだし、やれるだけやって死んでいきたいと純粋に思う。

 

オリンピック選手とかだってきっとそうなんだろうけど、金メダルのために今日何ができるか、そういうことまで考えて日夜努力を重ねてるのだ。

 

できるかどうかなんてわからないけど、それでも僕はやってみようと思う。

僕を生んでくれた両親や、支えてくれる家族や、今まで僕と関わってくれた人達が、僕と共有した時間を誇りに思ってくれるように、そんな風になれたら、最高な気持ちで死ねると思う。

 

立派な人間になりたい。

 

 

 

 

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