ツアーのこと

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昨年夏に発売したheartleafのフルアルバム、
「summation」のリリースツアーとして
「new dawn tour」ツアーと題し県内外を回りました。

伊那  雨ことばカフェ
箕輪  萱野高原(high峰)
高崎     FLEEZ
長野  LIVE HOUSE J
伊那  草の音(ROPE party)
新潟  GOLDEN PIGS RED STAGE
磐田  FM STAGE
甲府  bAmboo
八王子 八王子MATCH VOX

計9ヶ所10公演。
各地でお世話になった、お客様、アーティスト、スタッフ、全ての皆様にありがとうございました。
あと我が儘聞いてくれてツアーさせてくれた職場の皆様のおかげです、ありがとうございます。

image

ツアー、と言っても、生活の都合上マンスリー位のペースでしか行脚する事が出来ませんでした。

以前どこかのバンドマンが

「年間50本以下はツアーとは呼ばない」

みたいな事を仰ってましたが、まあそこら辺は個々で決めればいいかな、と思います。

リリースツアー初日は僕達の結婚式で、実は細君とも密談してたんだけど、

「僕達は結婚旅行の代わりにツアーをしよう」

と決めてました。
一般の皆様は理解に苦しむところもあったかと思いますが、僕達にとっては本当に幸せなツアーでした。

image 新潟の海

会いたい人に会いに行く

ツアーをブッキングするときにまず念頭に置いたのが、

「会いたい人に会いに行く」

という事。

若い頃はガチンコでバンドやってて、その頃知り合ったバンドマンやライブハウスに掛け合ってブッキングしました。
この歳ともなると若い頃に一緒にやったバンドも解散してるかバカ売れしてるかどっちかで、たまに僕のようにバンド続けてる人がチラホラいる感じです。
なのでブッキングも結構大変で、それでも各地で繋げてくれたオーガナイザーやバンドマンに本当に感謝です。

ツアーのペースとかは置いといても、

「会いたい人に会いに行く」って、歳を取るごとに難しくなっていきます。音楽のことに限った話じゃない。

世界がいつどうなるかさえ、もう最近は分からないです。

「会いたい人にはこちらから出向いて会いに行く」

って、人生を豊かにする上でもとっても大きなメソッドかな、って思います。

恥をかきにいく

heartleafはもともと僕のソロプロジェクトでしたが、細君がメンバーとなり新生heartleafとして活動を始めたのが2014年の年末くらいだったかな。
もう既にフルアルバムのレコーディングは始まっていて、うまいこと2015年の7月にリリースしました。
だから新しい形態になって、リリースからツアーまではそんなに時間かけて無いですね。

それについては、他のバンドや関係者から、

「ペース早くね?」

とかよく言われました。
実際他のバンドとかはどうなんでしょうか。
結成から音源作ってリリースしてツアーまで、どれくらいが一般的かなんて考えたことも無いです。
早けりゃ早いほうがいいかな、とは思ってますが。

もともと僕が作ってきた基盤も関係はあると思うけど、新形態になって色々つまづきながらもリリースもツアーも無事敢行できました。

徒然草の150段に、こんな事が書かれています。

能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得て、さし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。
未だ堅固かたほなるより、上手の中に交りて、毀り笑はるゝにも恥ぢず、つれなく過ぎて嗜む人、天性、その骨なけれども、道になづまず、濫りにせずして、年を送れば、堪能の嗜まざるよりは、終に上手の位に至り、徳たけ、人に許されて、双なき名を得る事なり。
天下のものの上手といへども、始めは、不堪の聞えもあり、無下の瑕瑾もありき。されども、その人、道の掟正しく、これを重くして、放埒せざれば、世の博士にて、万人の師となる事、諸道変るべからず。

現代訳はこちら↓

これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんな事を言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。
まだ芸がヘッポコなうちからベテランに交ざって、バカにされたり笑い者になっても苦にすることなく、平常心で頑張っていれば才能や素質などいらない。芸の道を踏み外すことも無く、我流にもならず、時を経て、上手いのか知らないが要領だけよく、訓練をナメている者を超えて達人になるだろう。人間性も向上し、努力が報われ、無双のマイスターの称号が与えられるに至るわけだ。
人間国宝も、最初は下手クソだとなじられ、ボロクソなまでに屈辱を味わった。しかし、その人が芸の教えを正しく学び、尊重し、自分勝手にならなかったからこそ、重要無形文化財として称えられ、万人の師匠となった。どんな世界も同じである。

ツアーの前はよく細君にこの話をしました。
ただでさえ音楽的な経験が僕よりも遥かに乏しく、むしろピアノボーカルなんてやったことが無い。 加えて身重と来たもんです、僕も「少し酷かな」とは思いつつも、この徒然草150段の真意を求め続けました。

このツアーの敢闘賞は間違いなく細君です、本当によくやってくれました。

僕は行動こそが最大の学びだと思ってて、信念さえしっかりしてればどんどんと首を突っ込んで、ミスやエラーもどんどんする。ダメだったらそれが本当に必要か考えたり、補正するところはすぐに補正する。 それの繰り返しこそ、成長することの近道だと思ってます。

実際、ツアーで一緒だったアーティストの殆どはほんとに凄い人達が多くて、マジで毎回勉強でした。 だからこれからも機会があればどんどん色んな事に挑戦していきたいし、ツアーも出たいと思っています。

首を突っ込んで生きてくの、ほんとに大事ですよ。

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最後に

音楽をやっていくペースもスタンスも目指すところも、きっとみんな違うでしょうし、バンドを始めとする音楽活動で得る「幸せ」もそれぞれでしょう。

ただ、もしも今いる場所よりも世界を広げて音楽をしていきたい人がいるなら(僕はずっとそんな事を考えながらモヤモヤしていた)、知らない場所や知らない土地での活動をおすすめします。

勿論、ブッキングとかは知ってる人づてでもいいと思う。例えばライブハウスから紹介してもらうとか。

慣れたハコでやるのもいいけどね、実際そこだけで繋がりを広げたり成長をしていくのも限界があるし、知らない場所で知らないバンドと知らないお客さんにアプローチした方が兎に角得るものがでかいと思います。 絶対ってわけではないとは思うけど。

こんなおじさんと妊婦が普通に回れたし、若いバンドマンとか絶対余裕ですよ。

そして何より、繋がりが出来ます。
それはでかい。

僕らは、過去の栄光にすがって音楽の全てを知ってる風にのさばるようなクソダサい音楽家になりたくないので、生涯現役、一生勉強を念頭にこれからも音楽していこうと思います。
どんなに恥をかこうが、どんどん首を突っ込んで。

音楽のいいところはさ、歳取っても成長し続けられることだと思うんだよね。

御高覧ありがとうございました。

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夫婦で音楽やっております。

コメント

  1. あちゅん☆ より:

    会いたい人に会いに行く 恥をかきに行く
    簡単そうで難しいけど・・行動してしまえば思うほど難しい事では
    ないですよね(*´ω`*) 自分の信念さえしっかり持っていれば

    私も周りにどう思われようと自分の信じた道を迷わず進めるようになります

  2. heartleaf より:

    転がり出せば、進むのは自然任せでもいいのかもしれません。
    最初の行動こそ、その後に繋がるものなんですよね、きっと。
    周りと比べるよりも、昨日の自分と比べるように、僕も心がけていたいです。
    いつもありがとうございます。
    アカラシアの具合はどうですか?
    また色々近況聞かせてくださいね^_^