影山(@heartleafkk)です。
ちょっと前に、
「バンド始めたいんだけどどのくらいのもの買えばいいか分からない」
「DTM始めたいんだけど安い機材じゃダメなのかな?」
なんて立て続けに聞かれまして。
機材や楽器も、ピンからキリまであるのですが、まあ世の常といいますか、
「高いものは良いもの」
という定石はあるので、金銭的な余裕があればいいもの揃えればいいと思うんだけど、全員が全員湯水の如く機材に投資できるわけじゃありません。
時間があって、その人の姿勢とか予算とか、目指す終着駅がどこなのかとかまでリスニングできるなら妥当な答えを言えるかもしれないんだけどね、なかなかそんな時間もないわけで、そういう質問には大体、
「最低限必要なものを予算内で買えばいいのでは??」
と答えるんだけど、それに付け加えて言ってることがあって、
「ドラクエとかみたいに、ちょっとずつアップグレードしていけばいいよ」
と語尾に付けます。
冒険の始まりは最弱でもいい
大体のRPGって、初期装備ってめちゃくちゃ弱い装備で、それでも周辺で戦ってレベルを上げて、お金を貯めてより強い装備を買って、また新しいエリアに突入して、、、の繰り返しですよね。
今回からぼちぼちとDTMの事を掘り下げて書いていこうと思います。 DTMの事についてはこちらから↓ 全バンドマンにおすすめしたいDTM パパが始めるDTMとしてますが、僕も先日晴れて父親となりまして、自分の音楽[…]
いつかの記事にも書いてるんですけど、少しずつ強化していけばいいんじゃないかなって感じです。
僕自身、バンドを始めた頃に、
「周りの人たちもすごい機材ばっかりだから高いやつ買おう」
と、かなり高い機材を買いまくってたんですけど、使わなくなって売ったりとか、周りの事を気にせずにもっと色々考えて買えばよかったな。と思うことがしょっちゅうありました。
ガチンコバンドやってたので、それこそお金無いからローンとか組んだりしてたけど、今考えるとそこまですることもなかったと思ってます。まあ、今だからこそ思えることだけど。
最初に高い機材を買って、やらないといけない環境を作るとか、自分の熱意を鼓舞するとか、まあそういうやり方もあるとは思うんだけど、実際それをやっても音楽を辞めてく奴を何人も見てきたし、そのまま突っ走って行く人はかなり稀です、正直なところ。
最初に自分の手の届く範囲のものを買ってしばらく使ってみて、そのうちに
「もっとこういうのが欲しい」
「この機材じゃもう自分のやりたいことが出来ないかもしれないな」
とか、思うようになる頃にはきっと、それなりの耳や実力が備わってるいはずなので、そうなってきたらそれなりの物を購入すればいいんです。
スライム倒すのに、ロトの剣なんて必要ないんです。
棍棒でも十分なんです。
レベルが上がれば棍棒でもボスは倒せますし、そこまで行ったらもっと強い武器を持てばいい。
そのくらいでもいいです。
稼ぐ方法もあるよ
バンドもDTMも、実力がついてくればお金を稼ぐ方法も今はたくさんあります。
影山(@heartleafkk)です。
Twitterのアンケートでこんな質問をしてみました。
https://twitter.com/heartleafkk/stat[…]
影山(@heartleafkk)です。 先日、twitterにてこんなツイートを見つけまして、、、 https://twitter.com/KanzakiSound/status/788332[…]
初期装備でレベルを上げて、お金を稼いで、装備のアップグレードをする。
そんな音楽のやり方も素晴らしいと思う。
僕はよく分かんないけど、たまに音楽でお金の話をするのとか卑しい的な事言われたりもするんだけど、例えば音楽で稼ぐって事はそれなりの力量が無いと出来ないわけで、そうなってくるといやがおうにも自分の力を底上げしないといけない。
そうなってくると必然的に自分の力量は上がりますし、自分の活動のマネジメントについても多くの学びが生まれます。
価値はお金だけというわけではないけれど、他の人に評価してもらうために価値のある活動をスキームするのも、実は音楽活動を続ける上で重要なことだと思っています。
まとめ
機材の事で悩むのって、実際今でも普通に悩んだりもするけどね、高い機材買ったからといって大成するわけでもないし、安いものだからウンコみたいな曲しかできないって事も無いから、その時その時のベターな選択をできればいいんじゃないかな?
実際僕がバンド始めたときは高い機材持ってたくせに、下手くそで大した結果も出せずに終わったけど、ある程度理解してきた時には安い機材でレコーディングやライブしてて、「君の音いい音だね」とか言われてたのでね、そんなもんなんですよ世の中。
自分がこれだ!
って決めたものならとことん使い倒してやればいい。
突っ伏して悩んじゃうくらいなら、ゲーム感覚で音楽にトライしたっていいんじゃないかな?
それでは。