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ストック曲でマネタイズを考えるならとりあえず数出す。
所謂「ストック曲」を量産したいと考えてはいるものの、最近自分の作る曲が割とジャンルが凝り固まってきてしまった気がして(その辺は趣味とか得意ジャンルに傾倒していってしまうのが自然といえば自然なんだけど)、そんな中ジャンルレスでストック楽曲を量産できる気がする方法を発見した気がしたので、先日「一日ストック曲を作る日」を作って、ちょっと実際試してみました。
仕事で作曲したいなら、やっぱり色んなジャンルを作れたほうが絶対有利だと思うし。
ジャンルレスで曲が作れる方法とは
去年の秋ごろ、作曲家のスキャット後藤さん(@scatgoto)とお知り合いになり、連絡を取るようになりました。そんな中後藤さんからCMや劇伴のお仕事の話をお聞きしました。
その会話の中で、バラエティ番組のBGMについての言及された時、「バラエティとはいえ、色んなBGMが流れるから一度しっかりと聴いてみるといいです」とのお言葉を頂きました。
その時は「なるほど、、」というくらいで頭の中にインプットされてたのですが、先日嫁が観ていたドラマを何の気なしに一緒に観ていた時、
「ドラマもシーンやカットによって色んなBGMがあるから、もしかしたらそういう曲を端から耳コピして、自分なりにアレンジした曲を作ればジャンルレスで量産できるかも」
と、後藤さんの発言の重要さに時間差で気がつきました。
要するに、とりあえず一度ドラマで流れてるBGMを片っ端から耳コピして、その曲を自分なりにアレンジするということです。
そして出来れば、もともとのドラマに一度自分の作った曲を充ててみて、そのシーンやカットに合うかどうか?その辺まで意識できればストーリーとも同期できる作曲が身につくのではないか?
という算段です。
「そんな方法、とっくにやってるぜ!」
って人もいるのかもしれないですね、、僕はやっと気がつきました。
普段僕テレビ全然観ないのですが、実際ちょっとやってみました。
一日ストック曲作ってみた
今回はとあるコメディ調のドラマをチョイスしてレンタルして来ました。
一応、一日使って作曲しますが、まあ通常の会社員が働く時間である「8時間」を目安にしてみました。
今回はクオリティよりも数を出すこと優先でやります。
一日頑張ったけど結局6曲しか作れなかった、、、。
— 影山健二@チリチリざむらい (@heartleafkk) January 30, 2018
というわけで、8時間で6曲でした、、、。
子守もちょっとやりながらだったので、8時間ぶっ通しというわけにはいきませんでしたが、多分それはそれで集中力が続かなかったと思う、、、。
で、そのままオーディオストックにアップロードしてしまいました。
そして見事に1曲ノイズ混入で審査通らなくて吹いた。
まとめと感想など
というわけでやってみた感想とまとめ。
- 作品によってはもっといろんなジャンル作れそう。
- 一度展開やフレージングをざっくり耳コピしてるので、そういうの省けばもうちょっと作れそう。
- 長い時間ぶっ通してやると集中力が保つか微妙。
- 同じ感じに寄せるとき、使われてる楽器を探すのに手間取ってしまった。
結論から言うと、非常に有効だと思いました。
今回はドラマをモチーフにしたけど、後藤さんが仰ったようにバラエティや映画、ゲームとかでもいいかもしれない。作品によって色んな曲が作れる気がします。
耳コピせずに「なんとなく似た感じ」とかざっくりやればもう少し作れると思いました。
ただ、ずっとひたすらこの作り方をしてると集中力の持続が困難。でもまあ、プロは短い時間でもっと作ってると思うので、このくらいで音を上げてちゃ作曲家にはなれないかもしれません。
あと、普段使わないようなサンプリングや音源を引っ張り出すのにだいぶ手間がかかりました。その辺はやっぱり思ったものをすぐ呼び出せるような慣れも知識も必要かもしれませんね。
とはいえ、例えば一週間くらい部屋にこもってこれ続けたら50曲とかなら割と現実的な数字だと思うので、今度またちょっとやってみようかな、、、。
そうなると集中力が一番大事な気がしてきた、、、。