たびたびネット界隈で「音楽理論」について物議が巻き起こる。
音楽理論についてはこちら参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%90%86%E8%AB%96
いつも静観してるけど、今なんとなく考えてることを書いておく。
理論は必要になったら自然と欲するようになる
僕自身、バンドは長いことやって来たけど音楽理論そのものはおろか、基礎的な勉強なんて殆ど通らずにほぼ独学で音楽をやってきた。
恐らく、バンドマンの多くは理論とかは学んでない人も多い。それでも売れていく人はいるし、別に理論を知らなくてもエンジョイできてしまうのがバンドなんだと思うし。
作曲だって別に理論を知らなくてもだれでもできるものだと思う。
理論を知らないやつは作曲するな、なんて法律もない。
それでも、もっと音楽を突き詰めて考えたいと思うフェーズにまで来たとき、基礎や理論を学ぼうと思うようになった。
それは、今までの音楽に対する自分のリミッターを外すためだったり、もっといろんな見地から音楽に触れたい欲求だったり、とにかくもっと音楽に対するアプローチや視野を広げたい一心から必然的にそうなったんだと思う。
楽器をやってると、奏法やスケールなんかは必然的に学ぶようになる。
自分が編み出したと思っていた奏法は
「これ、トリルっていうんだ、、、」
とか、
「このスケールはミクソリディアン・スケールっていうのか、、、」
とか、僕の場合あとから調べて分かることが多かった。
この場合、もともと予備知識からではなく、一度自分で体感してるからこそ情報が入ってきやすいんだと思った。
改めて考えると、学校とかで好きな科目の勉強は覚えられるけど、苦手な科目は全然覚えられない感じと似てると感じた。
知識を先に入れようとしても、どうしても入りづらいのは好みやそれに向かう姿勢にも大きく依存してる気がする。
音楽学校に行けば必然的にそういう事を学ぶ機会はどうやら多そうだけど、われわれバンドマンにとっては本当にもっと色々と学びたいとか上手くなりたいとか思わない限り、必要だと思えないのかもしれない。
だから別に理論なんて自分から学びにいかないし、そういう場所じゃないところで楽しむ。
結局、自分が欲しがれば自然とそうなる。
それでいいと思う。
僕レトロゲームが大好きなんだけど、昔のゲームって説明書とか無いと理不尽なくらい全然操作や進め方が分からない。
だけど、最初に説明書を読むことは殆どない。何か壁にぶつかってようやく説明書や攻略サイトを見る。
そういう学び方だって全然いい。
音楽理論は必要か?不必要か?
個人的にはどっちでもいいと思う。
実際理論を知らなくても音楽で食ってる人は沢山いるし、知ってるからと言ってみんながみんなすごい音楽できてるなんて思わない。
たまに「理論知らないのは恥」みたいなこと言ってる人いるけど、意味分からん。
無知を罵る必要性は全くない。
センスで全部出来ちゃってる人とか居るし、必ずしも全員必要だとは全く思わない。
ただ、立場的に理論を知っていた方が有利な人だったり、自分の音楽的なアプローチを拡げ要としてる人にとっては確実にメリットでしかないのも確かだ。
あと、個人的には知るのを諦めて音楽の事全部分かってます!みたいなことも言いたくない。
理論は手段なのかもしれない。
一か国語を話せるより、たくさんの国の言葉を話せるほうが、表現の幅としては広いから。
この前ある仕事で、歌ものの楽曲を作ることになったんだけど、どうしたって今までの知識だけじゃどうにもならんと思たっとき、めちゃくちゃコード展開の理論書を読んだ。
めちゃくちゃ参考になった。
五度圏の表も暇があれば見てる。
少しづつ色々分かってくると、めちゃくちゃ楽しい。
「これがツーファイブってやつか、、、」
「ここはドミナントモーションで、、、」
とか、作りながら一人でブツブツ言ってるけど、すごい楽しい。
音楽と同じで、楽しいとスッと入ってくる。
あんまり重く考えなくても全然いいと思う。
理論も必要な人に必要なタイミングで入ってくる、位の感覚でいい。
僕もまだまだ勉強の途中だけど、自分に必要な分だけは学びたいと思ってる。
ちなみに、市町村の図書館に結構音楽関連の図書が有るので、僕は多用してる。
ネットでも調べられるんだけど、あの隔絶された空間で本を読むとより洗練された情報がインプットされる気がするのでおすすめです。
以上、バンドマンが音楽理論を学ぶようになって感じてることでした。