世論ではだいぶ色々言われてるお笑いのキングコングの西野さんが、先日とても面白い話をしていました。
文中に登場する藤原和博さんのセンテンスを以前何処かで拝見していたのですが、西野さんのフランクな解釈の方も楽しいです。
1つの事をやり続けることが当たり前だとされてきた原理主義は、昨今音を立てて崩れてきています。
もともと日本の国民性は原理主義が礎になっていて、黒船来航の時も終戦後も、海外文化を咀嚼し受け入れるまでに莫大な時間を要しました。
冷静に考えても異なる文化を受け入れるのなんて大変なことです。
でもそれらがなければきっと今の日本は無いだろうし、云わば原理主義と世俗主義の総和が現代を作ってるわけです。
ステレオタイプとパラダイムシフト
ビジネスに限らずどの分野でも、
「これはこういうものだ」
「あれはこうあるべきだ」
っていうようなセオリーがあるんだけと、そんなセオリーさえもぶち壊す考え方もたまに生まれる。
特にここ最近は既存の概念を簡単に打ち砕くようなパラダイムシフトが次々と起きてる気がします。
この記事も話題を呼びました。
堀江さんはポジショントークを得意としてるのでオブラートになんて包まず世論をぶった切るので爽快です。
でも彼が提唱するように、原理主義を覆すような考えを持つ人を「異端者」扱いして、波風立てぬ精神で出る杭を端から打つような行為はナンセンスととれる場合もあります。
それはもしかしたら新しい文化を潰してしまうことになるかもしれないし、与えられる世界の中で嘆いているばかりでは何も進歩しない。
受け入れることは大切です。
インターネットの普及が相当でかいですよね、ただ人間はその利器の使い方にまだまだ順応しきれていないのだと思います。
特に年齢を重ねている分だけ新しい物を否定したくなる傾向はどうしても払拭できない。
一昔前は通用したことが今は通用しないとか、潰れないと思っていた大企業がいとも簡単に瓦解していくとか、それとは対照に以前は考えもしなかったものが爆売れしたり、一度忘れ去られた価値観が再び見直されたり、連日そんなニュースばかりを目にしてる気がする最近。
原理主義が駄目で、世俗主義が良い!
とかの話ではなくて、きっとどちらもメリットもデメリットも内包してるので、それらの擦り合わせから生まれる概念を僕達は自分達で判断し、繋げていかなければいけないと思います。
要するにバランスです。
次々とものが生み出される世界です。
今日の価値観も明日には過去になる。
日々は驚く程早いスピードで過ぎていく。
僕達はちょうどそんな時代に生きています。
きっと人によって幸せの形も違うから、何が必要で何が不必要かもきっとそれぞれです。
そして今の日本ならそれらを選択し、行動に移せる境遇にあることは確か。
過去も現在もとりあえず一度受け入れて、物事をしっかり見極めて取捨選択をして生きる。
今僕達に必要なのは、そういう「目」なのかな、なんて思います。