TuneCore、Frekul、BIG UP!の三大配信サービスを使ってみたバンドマンが比較レビューをするよ

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自分の音楽活動において、音盤のリリースだけではなく楽曲の配信を行っているわけですが、いわゆる配信代行サービスで2018年現在シェアの高い『TuneCore』『Frekul』『BIG UP!』の三つを使っています。

音楽配信サービス【frekul】と【tunecore】の両方を使って配信して分かったメリットとデメリット

ミュージシャン支援サービス「Frekul(フリクル)」に音源を登録してみました

楽曲配信代行サービス「BIG UP!」を使ってみたレビュー

それぞれ実際に使ってみて、一括りに配信と言ってもサービスによって色々メリットとデメリットも違うことが分かりました。

過去記事を色々読んでいただければ自ずと理解はできると思いますが、今回はこの三つのサービスを個人的見解を交えて比較してみようと思います。

それぞれ一から説明すると分かりづらくなるので、簡潔に他のサービスと比べたときの主だったポイントと、どういう人におすすめなのかを書いていきます。

tunecore

TuneCoreの大きなポイント

●世界規模の老舗の安心感
●ハイレゾなど高音質対応(WAV)
●レーベル情報など細かい配信設定可能
●安くない維持費がかかる
●なる早で配信したい
●配信日指定可能
●売り上げは100%貰える
●たまに無料で配信できる期間がある
●Disc on Demandで在庫ゼロのサービスがある

基本的には安くないランニングコスト(シングル¥1410/年、アルバム¥4750/年)がかかるので、そういう部分にも投資できる人、ないし回収できる自信がある方には良いでしょう。

逆に言えば、売れなければ赤字がかさんでいくので無料で配信したい人には選択肢として残りません。

あと、ハイレゾの配信にも対応しているので、配信の音質などにこだわりたければ今のところTuneCoreしかないです。

個人でサークルやレーベルをやっている人は、そういうレーベルの設定なども大事だと思ます。TuneCoreだとそういう細かい設定も可能ですが、後者のBIG UP!でも可能なことが判明したので、その部分に関してはTuneCoreにこだわる必要は無さそうです。

DODサービスですが、正直通常のアーティスト活動に必要性は感じません。在庫リスクを排除したいような人には良いですが、バンドやSSWの方は在庫リスクがあってもこだわった音盤などを作ってライブなどで手売りした方がメリットが大きいです。

TUNECOREによる新しい音源流通【DOD代行サービス】を、僕が使わない3つの理由

僕はファーストアルバムとシングルを一曲取り扱っていますが、最近全然売れないので維持費のほうが大きくなっているため、今年いっぱいで違うサービスに移行しようと思っています。

【こんな人向け】

●投資は厭わないので老舗にしたい人
●レーベルやサークル運営してる人
●売り上げは100%貰いたい人
●ハイレゾなど音質にこだわりたい人
●リリースに際し配信日を公示したい人
●売れる自信がある人

エントリはこちらから

Frekul

Frekulの大きなポイント

●ランニングコストが一切要らない
●GUIが見やすい
●チャット形式の問答も分かりやすい
●サポートが速い(取締が返事くれる)
●伏線のアプリやサービスがすごい
●mp3でのみ配信可能
●配信日やレーベル情報など指定できない
●DMで有益な情報を送ってくれる
●運営がバンドマンなので理解度がすごい

Frekulの大きな売りとしては、やっぱりコストゼロで配信可能なところでしょう。

売り上げからマージンは引かれますが、それでもランニングコストが一切かからないのは本当にありがたい。特にあまり売れてないようなアマチュアアーティスト等にとってはメリットしかありません。

GUIやチャット形式でのやり取りも非常に見やすく、配信の手続きもとても簡単にできます。

レーベル情報や配信開始日などは現在登録できませんが、そういうのにこだわらなければむしろ使わないのは損だと感じます。

また、「Lumit」というアプリケーションやカラオケ配信代行、エントリすれば簡単にオーディションに参加できる「スマートオーディション」など、伏線のサービスが手厚いです。

登録していたインスト楽曲がLumitで最近すごい聴かれていてなんかなるんじゃないかと期待しています。

あと、フォローアップや運営の対応もすごく早くて、というのもバンドマンでありながらFrekulの代表取締の海保けんたろー(@kentaro_kaiho)さんが直接対応してくれたりするので、アーティストの端くれとしてはとても心強いですね。

余談ですが、海保さんのブログ面白いです。

ミュージシャンをやりつつ、音楽系ベンチャーを起業した海保が「音楽ビジネス」「音楽活動」などについて語るブログ。

mp3の配信のみということで、その辺気にされる方は他二社を選ぶしかないです。

【こんな人向け】
●とにかく無料で配信したい
●配信とかよく分かんないからとにかく分かりやすいのがいい人
●伏線のアプリを有効に使いたい人
●カラオケ配信も考えてる人
●登録形式とかレーベル詳細とか配信日とか特にこだわらない人
●オーディションを気軽に受けたい人

Frekulは、あなたの音楽活動をサポートするバーチャル・プロダクションです。月額サポーターを募る機能、各社サービスに楽曲提供する機能、ライブチケット予約を受け付ける機能などをアーティストに提供します。

BIG UP!

BIG UP!の大きなポイント

●配信が有料と無料のプラン選べる
●有料でもtunecoreよりは若干安い(マージンは必要)
●無料プランでもレーベル情報などの設定が可能
●スピンオフが強そう
●他二社の良いとこ取り感がある
●WAVで登録可能
●たまに悪評を見かける
●マスタリングサービスなどサブコンテンツ充実

一言で言えば、TuneCoreとFrekulの良いとこ取りって感じです。

無料と有料のプランを選べるというのがその表れかな。還元率はフリープランでFrekulのほうが若干高いです。

無料配信も有料配信も、レーベル情報や配信日を決められます(若干の猶予は必要)。

確かTuneCoreは配信まで最短1日とうたってたけど、実際そんな最短で配信する機会はほぼ無いに等しいので、無料配信したいけどレーベル情報や配信日を決めたい人はBIG UP!一択となります。

無料でもWAV形式での配信指定が可能なので、その辺気にされるようならFrekulではなくBIG UP!で配信しましょう。

有料プランはTuneCoreと比べると若干安いですが、国内DL販売の際の還元率がよろしくないのでその辺を加味しても有料希望ならTuneCoreでもいいかもですね。

BIG UP!はavexが運営だからなのかもしれないけど、オーディション企画等のスピンオフが多く、そういう部分でチャンスも狙いたい人にはお勧めです。

BIG UP!内でホームページを持てたりマスタリングのサービスを受けられたりなど、サブコンテンツは充実していますが、バンドマンの端くれとしては正直なところそんなに必要性を感じません。

というのは、バンドマンやSSWなどのアーティストなら独自でHPを持ったり音源制作などはちゃんと納得のいくプロセスを考えた方がメリットがあると思うからです。

【こんな人向け】
●無料配信したいけどレーベル情報や配信日を決めたい人
●無料配信したいけど音質はmp3じゃなくてWAVがいい人
●無料と有料で使い分けを考えている人
●ホームページサービスとかマスタリングとかのサブコンテンツ使いたい人
●国外向けのコンテンツで勝負したい人
●配信の傍らオーディションでチャンスを得たい人

 
 
https://big-up.style/
 

まとめ

バンドや制作活動をしつつ自分ですべて使ってみて感じてることをまとめてみました。

三社を使って今一番理想的だと思うことは、

①売れそうな新譜は一定期間有料プランを使う

②売れなくなってきたら無料プランへ移行

これが良いかな、と辿り着きました。

だとしたらアカウントをそれぞれ作るのめんどくさいのでBIG UP!かな?とも思うけど、今のところ国外だけへのアプローチは考えていないので、少々手間ですが最初のリリースはTuneCore、第二段階はFrekulかBIG UP!を使う、という流れが思い浮かびます。

あとは、歌もの配信とインストの配信でサービスを分けてもいいとも思っています。

その理由はまた後日記事にします。

あくまでレーベルやりながらバンド活動をしてる僕の見地なので一概には言えませんが、ある程度活動にこだわりがあるような人はこの記事を参考にしてもらえばよいかな、と。

今は三社使ってますが、支払いの事や楽曲管理の事もあり、今は一つのサービスに全て集約する事を考えています。

それについてもまた時期が来たら記事にします。

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