影山(@heartleafkk)です。
https://heartleafkk.com/?p=850
以前も何度かアカラシアの事について記事にしてきましたが、去年アカラシアに対する高度手術「POEM」を受けました。
2017年4月8日で丸1年が経過します。
今回はPOEMを受けて一年経った現在の経過をお伝えしようと思います。
POEMから一年経過
今の経過ですが、ざっくり言うと、
- アカラシアの痛みは無い
- 詰まりもたまにあるくらい
- 逆流食道炎の痛みがある
- 経過としては特には問題ない
こんな感じです。
それぞれ詳しくお話します。
アカラシアの痛みは無くなった
個人的に食道アカラシアで一番苦しんでいた「胸部の痛み」ですが、POEMを受ける前は動けなくなるくらいの痛みで日常生活にも多大な影響が出ていました。
仕事も休みがちになったり、満足にご飯も食べない日々が続きました。
POEMを受けて、そのような悲惨な状況は改善され、今日に至るまで特にそのことで悩まされることは皆無です。ありがたい。
術前の説明でも、アカラシアの痛みは無くなるという事を伺っていましたし、痛みの消滅という点では申し分なしです。
https://heartleafkk.com/?p=686
痛みに対する記事もございますので、アカラシアで苦しむ皆様どうぞご参考になさってください。
https://heartleafkk.com/?p=1269
詰まりはたまにあります
アカラシアの症状の一つとして、食道周辺の筋組織の蠕動運動(ぜんどううんどう)の異常により食べ物が詰まってしまうというものがあり、羅患される皆様の多くはこのことで苦しんでいるようです。
POEMでは、その異常部位を根こそぎ切除してしまうので、物理的に流動がスムーズになるわけです。
結果から言うと、僕の場合たまに詰まります。
ただ、パンのような乾燥してるものや硬いもの、そういうものを食べた場合でのみ起こります。
健康な方でも、そういったものを食べると普通に詰まることも多いと思うので、正直僕が感じる詰まりがアカラシアによるものかは個人レベルでは判断できませんが、なるべくゆっくりご飯を食べることを意識していれば全然問題ない感じです。
逆流性食道炎のこと
https://heartleafkk.com/?p=1242
この記事でも書いてありますが、POEM手術の副産物として「逆流性食道炎」という一種の病に多くの方々がなるそうで、もれなく僕もその一人となりました。
簡単に言うと、POEMで食道を拡張するため、胃から胃液などが逆流しやすくなってしまうわけです。
POEMを受けなくても逆流性食道炎になってしまう人は結構多いので、そこまで悲観することもないです。
アカラシアのような強い痛みとはいかないまでも、食生活が乱れたりすると割と顕著に痛いことがあります。
心がけるべき点としては
- 油っぽいものや甘いもの、お酒など、胃に負担がかかりそうな食事はなるべく避けること
- 寝る直前などには食事をしないこと
- 生活リズムをなるべく一定にすること
このくらいでも充分だと思います。
経過としては問題無い
というわけで、経過としては「順調」の部類に入るんじゃないかな?という体感則。
結果として規則正しい生活を心がけるようになったし、体にとっても良かったと思います。
アカラシアや逆流性食道炎になった人は、食道がんにもなりやすい傾向があるそうで、一年位一回くらいは胃カメラを続けたほうがいいそうです。
地元の病院とかでもいいみたいですけど、POEMの経過も気にはなるのでPOEMを受けた東京の江東豊洲病院に、また6月(手術後二ヶ月目で一度通院して胃カメラを飲んでいるため)に行ってきます。
またその時のことも記事にしようと思います。
余談ですが、僕のアカラシアブログを読んでくださった方がちょくちょくPOEM手術を受けているそうです。
メールやDMなんかでも相談をちょくちょく受けているのですが、僕でよければいつでも相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせください(´・ω・`)
まだまだ認知度が低い病気なので、周りに理解してくれる人も少ないのが現状です。
情報をシェアして、一人でも多くのアカラシア患者の皆様の力になれればアカラシアブログの冥利に尽きます。
それでは。
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