どうもです。
というわけで、POEMの手術記もこれで最後です(´・ω・`)
今回は手術を通して感じたことや、実際にかかった費用のことなどをまとめていきたいと思います。
前回までの記事はこちらから
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退院が早い
肺炎を併発というイレギュラーに見舞われたものの、大事にも至らず予定通りに退院できました。
やはり開腹しないだけあって、退院が早いです。時間だけでいうと5日です、オドロキ(゚o゚;;
術後の痛みは覚悟してましたけどやっぱ辛かったですね。
まあ、痛み止めもどんどん出してくれるし、痛み自体は個人差もあるみたいなので受けてみないと分かりませんが、痛くて死ぬことはないですし、アカラシアでの苦しみを知っている方なら受けて損はないはずです、間違いなく。
それさえ乗り切れば、アカラシアの諸症状とオサラバできるので試す価値はありますよね。
現在の体調
現在手術から4日経っていますが、ほぼ日常生活には支障は出ていないです。
ただ、注意された通り諸々の養生はしております。仕事も暫くお休みをいただき自宅で安静にしています。
まだ深呼吸やくしゃみ、鼻をすすったりすると胸部が痛みます。
これは肺炎の影響なのか、手術の影響なのか定かじゃないですが、少しづつ痛みは引いてくるとのことでしたので、経過を見守っていく所存です。
あと、手術前に比べて食べる量が減っています。
物理的には胃が小さくなったりっていうのはないみたいですが、無意識的なものなのかあんまりお腹減ったという感覚がなかったり、いっぱい食べようと思っても箸が進まない感じはあります。
そのへんも経過に注意していきます。
手術における費用
今回の入院に関わることでかかった費用をざっと計算しました。
- 手術費用含む医療費がトータル53,782円(生命保険用の診断書作成費用2通分15,120円含む)。
- コンビニでの買い物や、その他食事約3000円。
- 自宅からの往復交通費8000円。
というわけで、
合計64,782円(高額療養費制度使用)
でした。
手術直前に保険内適用医療になるという奇跡のイレギュラーのおかげで、予想してたよりも遥かに安くすみました。ありがたや(´・ω・`)
POEM手術のススメ
前にも書きましたが、僕は一度腹腔鏡下手術という外科手術を受けていて、今回のPOEMは僕のように過去に食道近辺に外科手術を受けていても受けられる唯一の手術だそうです。
そのような経歴の手術はまだ10例前後だそうですが、先進医療から一般保険内診療に移行してきたことから考察すると、POEM手術自体これからもっと一般的になっていくのかな、という感じです。
POEM手術は現在日本では東京、福岡、あと神戸と、3施設でしか受ける事ができないそうですが(2017年1月現在、岡山を含む合計4箇所)、アカラシア自体の認知度が増えてくれば、もっと多くの病院で受けられるようになるはずです。
食道アカラシア自体、羅患していても実際診断までいっていないアカラシアのキャリアの人たちもまだ多く存在するだろうとのことでした。
僕は周りの環境に恵まれていて、家族や職場の皆様が理解と協力をしてくださっています。
アカラシアの諸症状は、日常生活に大きな影響を及ぼすものです。
食道アカラシアには、バルーン拡張、薬剤、腹腔鏡手術など他にも治療法はありますが、前者2つは一時的な解決法だし、POEMがある今、腹腔鏡手術をわざわざ選択することもないと思います。
アカラシアだと診断され、治癒を望むならば、長期的に考えてもPOEMは圧倒的にパフォーマンスが高いと、個人的には考えます。
一日でも早く根治し、悩みなく日々を過ごすためにも、羅患されている皆様にはPOEM手術を是非ご検討いただけたら、と思います。
また、周りで喉の詰まりや胸部の痛みを訴えるようでしたら、アカラシアの存在を知っているか、教えてあげてみてください。
アカラシアで苦しむ皆様に、届きますように。。。
それでは(´・_・`)
【POEM後の経過報告はこちらから】